大岡信賞(おおおかまことしょう)は、日本の文学賞。

概要

朝日新聞社・明治大学の共催で、大岡信を記念し「時代や社会を貫く力をもった広い意味の「うた」を生み出すことで、新たな芸術表現を開拓した個人または団体」に贈られる。2019年度から開催され、選考会および発表は翌年2月になる。大岡信は朝日新聞にて「折々のうた」を長期連載(1979年~2007年)し、明治大学では30年近くに渡って法学部教授を務めたという所縁がある。 選考委員は池辺晋一郎、やなぎみわ、堀江敏幸、蜂飼耳、管啓次郎。 第1回贈呈式は明治大学アカデミーホールで、第2回以降は朝日新聞東京本社で行われている。

歴代受賞者

  • 第1回(2019年度)
    • 佐々木幹郎(詩人):詩集『鏡の上を走りながら』思潮社。ISBN 978-4-7837-3660-8、オペラ「紫苑物語」(西村朗作曲)台本。
    • 巻上公一(ミュージシャン):詩集『至高の妄想』書肆山田。ISBN 978-4-87995-994-2
  • 第2回(2020年度)岬多可子(詩人):詩集『あかるい水になるように』書肆山田。ISBN 978-4-86725-000-6
  • 第3回(2021年度)小島ゆかり(歌人):歌集『雪麻呂』短歌研究社。ISBN 978-4-86272-676-6
  • 第4回(2022年度)野村喜和夫(詩人):詩集『美しい人生』港の人。ISBN 978-4-89629-411-8
  • 第5回(2023年度)荒川洋治(現代詩作家):詩集『真珠:二人ずつ抱くと一人が余る』気争社。国立国会図書館書誌ID:033040338
  • 第6回(2024年度)新井高子(詩人):詩集『おしらこさま綺聞』幻戯書房。ISBN 978-4-86488-291-0

脚注

外部リンク

  • 明治大学
  • 朝日新聞社

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