ジェイミス・ラナエド・ウィンストン(Jameis Lanaed Winston、1994年1月6日- )は、アメリカ合衆国アラバマ州ベッセマー出身のプロアメリカンフットボール選手。ポジションはクォーターバック(QB)。NFLのクリーブランド・ブラウンズに所属している。
経歴
プロ入り前
アラバマ州のヒューイタウン高校では、アメリカンフットボールと野球の両方で活躍し、Rivals.comでは「全米で最高のデュアルスレットクォーターバック」として紹介された。
高校卒業後、MLBドラフト15巡目でテキサス・レンジャーズから指名されたが拒否し、フロリダ州立大学に進学。1年間をレッドシャツとして過ごした後、2014年に史上最年少でハイズマン賞を受賞し、チームをBCSチャンピオンシップ制覇に導いた。大学時代も引き続きアメリカンフットボールと野球をプレーし、野球では投手兼外野手の右投両打選手として活躍した。
タンパベイ・バッカニアーズ
2015年のNFLドラフトで全体1位でタンパベイ・バッカニアーズに指名された。2015年5月1日にウィンストンはバッカニアーズと4年2335万ドルの契約を結んだ。ウィンストンが野球でも活躍を見せていたことなどから、この契約ではアメリカンフットボール以外のスポーツを禁ずる項目も入っている。
2015年シーズンの開幕戦で、同じくドラフト1巡指名のQBマーカス・マリオタ率いるテネシー・タイタンズと対戦。最初に投げたパスが相手CBにインターセプトされ、そのままタッチダウンされた。ルーキーQBのプロ最初のパスがインターセプトリターンタッチダウンされるのは、1991年のブレット・ファーブ以来のことであった。
2015年シーズンは、4,402パス獲得ヤード、22TD、15INTの成績に終わった。
2019年は、NFL史上初の連続450パスヤードやNFL史上8人目となるシーズン5,000ヤード試投を達成した。また、史上初の30タッチダウン&30インターセプトも記録した。そのため、パスタッチダウンのリーグ1位だけでなく、インターセプトとターンオーバーもリーグ1位という記録となった。
2020年2月28日、断裂した半月板を修復する手術を受けたことが明らかになった。また、レーシック手術を受けたこともわかった。 さらに、2019年シーズンを通して膝の怪我と親指の骨折に対処していたことが、彼のパフォーマンスを妨げていた。バッカニアーズにトム・ブレイディが移籍してきたこともあり、ウィンストンはバッカニアーズと再契約を結ばなかった。
ニューオーリンズ・セインツ
2020年4月28日、バッカニアーズと同じNFC南地区のニューオーリンズ・セインツと1年契約を結んだ。セインツでは、ドリュー・ブリーズ、テイサム・ヒルに続く三番手QBとなったが、プレーオフでの古巣タンパベイ・バッカニアーズ戦では、56ヤードのパスタッチダウンを決めた。
2021年シーズンはそれまでセインツの正QBであったブリーズの引退に伴い先発QBに指名された。しかし第8週のバッカニアーズ戦にてACL断裂の怪我を負いシーズンエンドとなった。このシーズンはパス161回中95回を成功させ、1,170ヤード、タッチダウン14回、インターセプト3回という成績であった。
2022年シーズン開幕前に2年契約を結びチームに残留した。
クリーブランド・ブラウンズ
2024年シーズン開幕前に、クリーブランド・ブラウンズと1年契約を結んだ。第7週にQB1のデショーン・ワトソンがアキレス腱を負傷したために第8週から先発し、チームは残り10試合で2勝した。
詳細情報
年度別成績
レギュラーシーズン
- 2020年度シーズン終了時
- 太字は自身最高記録
- ■は各年度のリーグ最高記録
ポストシーズン
- 2020年度シーズン終了時
脚注
関連項目
- NFLドラフト全体1位指名選手
外部リンク
- 選手の通算成績と情報 The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
- Florida State football bio
- Florida State baseball bio
- New Orleans Saints bio



