キバナルコウソウ(学名:Ipomoea hederifolia var. lutea)はヒルガオ科サツマイモ属の一年草。熱帯アメリカ原産のツタノハルコウの変種。
特徴
草姿、葉形などの特徴はツタノハルコウと同様で、花色が黄色い。
利用
キバナルコウソウは文部科学省のナショナルバイオリソースプロジェクト(NBRP)のアサガオのリソース拠点(九州大学大学院理学研究院)に系統保存されている。
ルコウソウの近縁種は花弁にカロテノイドとペラルゴニジン系アントシアニン色素の双方を含有し、サツマイモ属の中でも特徴的な橙赤色の花をつけるが、キバナルコウソウの黄色い花弁はカロテノイドのみを含み、ペラルゴニジン系アントシアニン色素を持たない。このキバナルコウソウと、両方の色素を持たない白花のルコウソウを交配させると、雌雄いずれの交配組合せにおいても雑種第一代が両親と異なる橙赤色の花をつけることから、これらを材料にしてペラルゴニジン系アントシアニン色素の合成に関わる遺伝子の発現解析が行われている。
脚注
参考文献
Yamamizo, C., Noda, N. & Ohmiya, A. Anthocyanin and carotenoid pigmentation in flowers of section Mina, subgenus Quamoclit, genus Ipomoea . Euphytica 184, 429–440 (2012). https://doi.org/10.1007/s10681-011-0618-4
外部リンク
- キバナルコウソウ Ipomoea hederifolia var. lutea ナショナルバイオリソースプロジェクト-アサガオ(代表機関:九州大学大学院 理学研究院)
- キバナルコウ(キバナルコウソウ) 草木365日 はた衛門の植物写真日記 2016-08-14
- 流通などに関して 黄花系統の存在 m@ndshuricaへようこそ
- キバナルコウソウ 理科教材データベース 岐阜大学教育学部理科教育講座(地学)
- 黄花縷紅草(キバナルコウソウ) 日々徒然 日々戯言(ブログ) 2013-09-14
- (433) Ipomoea hederifolia 植物発生研究室 2018-09-26




![キバナセツブンソウ(キンポウゲ科) [開花情報] ふれあいガーデン 草星舎](https://www.fureai-garden.net/wp-content/uploads/P2252984.jpg)