『牛久』(うしく)は、2021年の日本のドキュメンタリー映画。監督はトーマス・アッシュ。
録音・録画が禁じられた入管の収容施設「牛久入管」(正式名称:東日本入国管理センター ・茨城県牛久)の面会室で隠しカメラにより撮影した被収容者へのインタビュー映像を中心に据え、日本の入管行政の現状を描いた。2021年に山形国際ドキュメンタリー映画祭などで上映された後、2022年2月26日より全国で劇場公開された。
議論
日本での劇場公開後の2022年4月、映画に出演した被収容者男性からの「約束と違い、自分が伝えたかった話がカットされた」などの告発を伝える記事が発表された。監督と配給会社は記者会見で声明を発表し、「そのような約束はしていない」などと主張し、また掲載メディアと筆者に対して謝罪と記事の撤回を求めた。
受賞歴
- 2020年 ドイツ・第26回「ニッポン・コネクション」映画祭 ニッポン・ドックス賞(観客賞)
- 2021年 韓国・第13回DMZ国際ドキュメンタリー映画祭アジア部門(最優秀賞)
- 2021年 オランダ・日本映画祭「カメラジャパン」(観客賞)
- 2022年 日本外国特派員協会「報道の自由」賞
出典
外部リンク
- 公式ウェブサイト
- ドキュメンタリー映画『牛久"Ushiku"』 (@ushikufilm) - X(旧Twitter)
- 牛久 - allcinema
- 牛久 - KINENOTE
- Ushiku - IMDb(英語)




