バニラ・スカイ(原題:Vanilla Sky)は、2001年の同名映画のためにポール・マッカートニーが発表した楽曲。同作の監督キャメロン・クロウたっての依頼で、特別に映画主題歌として書き下ろしたもので、映画のサウンドトラックCDに収録された。

概要

この曲は、2001年の第7回クリティクス・チョイス・アワードの歌曲賞を「ロード・オブ・ザ・リング」(エンヤの「May It Be」)とタイで受賞し、サテライト賞の楽曲賞にもノミネート。2002年はゴールデングローブ賞とアカデミー賞(授賞式ではパーフォーマンスを披露)の歌曲賞候補となり、さらに2003年にはグラミー賞のベスト・オリジナル・サウンドトラック部門にもノミネートされた。

なお、アルバム「ドライヴィング・レイン」セッションの最後に録音された曲だが、同アルバムのために書かれた曲ではない。
フルートの澄んだ音色が曲を特徴づけている。なお、フルートの演奏者は不明。
ライヴでも演奏され、その音源が「バック・イン・ザ・U.S. -ライブ2002」にも収録された。

余談

冒頭のメロディが、1993年にポールが発表した「バイカー・ライク・アン・アイコン」のものと酷似している。この事は長年ポールのエンジニアを務めているトニー・クラークも指摘をしている。

脚注

参考文献

Paul McCartney Recording Sessions (1969~2013)


ポール・マッカートニー新作のプロデューサー「彼に意見を言うときは…」 BARKS

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